吐き出さなければ残らない
SF映画を観た後、少し自分が知的になったかのうような気がするのですが、実際はそんなこともないことに気づきます。そのことを思い知るのが、誰かにその素晴らしさを説明しようとしてもうまく言語化できない時です。そうなると、どんどんと言語化する機会が減ってしまい、ゆくゆくは自分の価値観すらよくわからなくなってしまいます。自分の価値観や感情を客観的に見て、それをうまく言語化できれば、さぞかし楽しい人生だろうなと思います。
だからこうして五十路を目前にしてブログを始めたのですが、ネット上にある様々な文章の素晴らしさを前に、愕然とする日々です(笑)。それでも、死ぬまでに少しでも文章を書くことを楽しめるようになりたいという気持ちがあります。
未来を知って何が変わるか
SF映画のテーマとして『タイムリープ系』なるものがあります。これについて考えると、「自由意志は在るのか、無いのか」ということを考えますが、私は「無い」と考えたいです。そのような考えを後押ししてくれたのが『メッセージ』(Arrival)でした。ルイーズが自身の未来を思い出すようなことができるようになるにつれて、たとえ辛い未来だとしても、そこには目的があるという目的論を受け入れていく姿が非常に美しいと思いました。
義務教育期間への郷愁
あと、この映画に関する科学的考察をしている解説を楽しみたいなと思い、力学についてYouTubeで勉強しているのですが、高校の物理なんて全くやった記憶がなく、初めっからの学びなおしです。「速さ」と「速度」について違いをわかりやすく説明することすら難しく感じるレベルです。「勉強しときゃよかった~!」と痛感するための、私の運命だということでしょうか。
こんなポンコツな自分の「今」を、それでも受け入れていく姿勢が大切なんだなと。
あとがき:「気分転換に邦画の名作でも観るか」ってなんとなくチョイスしたのが、『いま、会いにゆきます』なんですが、これも結局、女性の強さと優しさを表現した『目的論』じゃんか!と。そして「これはもしや自分が考えた波動が量子レベルで引き寄せたんじゃないか?」などと、スピリチュアルにかぶれる私でした。
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